小泉八坂神社は元禄四年(1691)第五代藩主相馬昌胤公が、中村城の艮(うしとら・東北)の鬼門を護り、悪魔を祓う「牛頭天皇社」(ごずてんのう)としてお祀りしました。明治初代に八坂神社と改めましたが、今でも親しみを込めて 「お天王はん(おてんのはん)」 と呼ばれるのは、もともとの名称・牛頭天皇社に由来します。
毎年、旧暦6月14日・15日に行われる例祭 「お夜籠り(およごもり)」 は夏に流行する疫病を祓う祭り、祇園祭りと同じで、難病等あらゆる悪魔を祓い、難を避けると言われており、雅楽の演奏や浪速神楽の舞もあります。「お夜籠り」には一の鳥居も間に茅の輪を設けてあります。新鮮な青い茅の輪を潜り抜け、身についた穢れを祓い清め、すがすがしい気持ちで、御参拝下さい。