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教育旅行ケース紹介:震災と農業を学ぶ(福島市立野田中学校)

事例紹介

東日本大震災などの度重なる災害を受けた相馬の「今」を知り、自分事として学びを得る教育旅行プログラム。

相双地区の被災地を巡る課外学習として相馬市復興視察(教育旅行)にご参加いただきました。東日本大震災・原子力災害伝承館(双葉町)を含む震災関連施設を回りながら、相馬では津波被害を経験した震災語り部さんのお話を聞いたほか、農業体験なども実施しました。

学校名 | 福島市立野田中学校 一年生

人 数 | 生徒117名+引率教諭8名(バス4台)

 

合流:相馬ICバスターミナル

市内に到着したのち、相馬ICそばバスターミナルでガイドと合流。

バス4台へ担当ガイドが乗車し、順序を変えた2コースに分かれてスタートしました。移動中は、相馬市で起きた災害や復興について、これから学ぶことについて説明します。

 

和田観光苺組合(いちご狩り体験)

相馬市名産の苺の直売所であり、東北初のいちご狩り農園としてオープンした「和田観光苺組合」で下車。海岸線からほど近いことから、震災当時は津波や塩害の被害を受けました。一から復興に取り組んだ苺農家の話を聴き、これまでの歩みや想いに触れます。

 

練乳を片手にもぎたて苺が食べ放題。特産品を現地で味わういちご狩り体験で、楽しみながら地元農業について学びました。

所要時間:約30分(体験)

※オープン期間:1~5月

 

浜の駅松川浦(お土産)

海の幸を中心とした地のものやお土産が並ぶ「浜の駅松川浦」に立ち寄り。浜通りならではのお土産を購入しました。相馬復興市民市場として令和2年にオープンし、連日多くの来場者でにぎわう浜の台所です。

 

思い思いのお土産を購入する生徒さん達。自分用から家族用まで、その土地ならではの品を持ち帰っていました。

所要時間:約20分

 

 

道中、すぐそばに隣接する「原釜尾浜海水浴場」を通る場面も。

2018年に再開し、毎年7月~8月の開設期間には多くの海水浴客が訪れます。浜通りならではの景色とルートを楽しみました。

 

相馬市伝承鎮魂祈念館・慰霊碑

海水浴場そば、津波により失われた震災前の原風景を後世に伝え、遺族の心のよりどころとなるために造られた「相馬市伝承鎮魂祈念館」へ。

慰霊碑や、当時の状況を伝える写真等を見学し、当時の津波の被害について学びます。

所要時間:見学+ガイド約20分

 

昼食:N-resort Fukushima

お昼は各バスに分かれていた組が合流し、市内の結婚式場兼レストラン「N-resort Fukushima」で昼食休憩。引率の先生方を併せた125名で昼食をいただきました。

※人数、予算、希望に合わせて昼食会場の手配相談も可能です。

 

 

震災語り部さんの講話

休憩後、会場スクリーンやマイクを活用し語り部講話へ。

2011年3月11日に発生した東日本大震災。地震発生後の津波の映像を記録したDVDを視聴した後、当時家族を亡くし、自身も津波に流された体験をした『五十嵐ひで子』さんのお話を聴きます。

 

当時人々がどのような行動をとったのか、命の大切さ、自分自身を守り生きる力について学びます。

所要時間:DVD鑑賞約10分+語り部講話約20分~

 

 

行程・ルート

※モデルケースは一例です。状況により見学施設やコースは変更となる場合があります。

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