相馬市が位置するのは、
東北地方の最南端の県・福島県の沿岸部。
相馬市の人口は約35,000人。
面積は197.7km2。
福島県では、沿岸地域を浜通りと呼びますが、相馬市は
浜通りの中でも北の方に位置します。
相馬市の気候の特徴は、夏は涼しく、冬は暖かいこと。
福島県は雪がたくさん降るというイメージが
あるかもしれませんが、相馬市は太平洋に面しているため
あまり雪も降りません。年間の気温の差も少なく、
住みやすい土地なのです。
相馬市の沿岸部には、松川浦県立自然公園があります。
松川浦は福島県で唯一の潟湖で、日本百景のひとつにも
選ばれています。
松川浦の湾内には小島が点在し、その風光明媚な佇まいが日本三景のひとつ、松島に似ていることから「小松島」とも呼ばれています。
環境省が指定するハマサジやヒヌマイトトンボといった絶滅危惧種の動物種も散見されるほか、
シギやチドリ、サギといった渡り鳥も降り立ち、美しい自然風景を楽しむことができます。
また、美しい朝日と夕日の両方が同じ場所で見られるポイントもあります。
相馬市の名前は、平将門を祖とする相馬氏に
由来します。鎌倉時代から明治維新まで、
約700年もの間勢力を振るい、全国的に知られる
国の重要無形民俗文化財・相馬野馬追が
誕生しました。
江戸時代に入ると、相馬中村藩が誕生し、
相馬市をはじめ、現在相双エリアと呼ばれている
相馬-双葉辺りを治めました。
相馬中村藩が誕生してから廃藩置県により
中村県になるまで約250年の間、一度も国替えはなく、藩主は一貫して相馬氏でした。
相馬氏の長い歴史の中、相馬野馬追のみならず、民謡や盆踊り、神楽など、相馬が誇る文化が誕生したのです。
国際大会で約4,000点中の17点の金賞に選ばれた
農家のお米があったり(*1)、
全国の品評会で4回最優秀賞を受賞した醸造店の
お醤油があったり(*2)、
市内の助産所も利用している自然卵養鶏法という手法の
こだわりの鶏卵があったり(*3)と、相馬市には
全国的にみてもトップレベルの「美味しい」が
あるんです。
*1:佐藤徹広氏のコシヒカリ
*2:山形屋醤油店の本醸造特選醤油
*3:大野村農園のミルキーエッグ
果物はイチゴや梨がオススメです。旬の季節にはイチゴ狩りに訪れる方も!(*4)*4:和田観光苺組合
それぞれの品種も多彩で、イチゴは、章姫(あきひめ)、さちのか、紅ほっぺ、とちおとめ、やよいひめ、ふくはる香が
採れ、梨は新高、幸水、豊水等が採れます。
そしてそして、相馬を代表する食の魅力は、やはり海の幸です。小女子(こうなご)、タコ、ツブ貝、ズワイガニや
アンコウなどなど、様々な魚種が水揚げ(*5)されます。旅館や浜の食事処では、これらの海の幸を使ったお料理も
味わえます。お土産にもオススメです。
*5:現在、試験操業中
市内の美味しいものは、ウェブサイト「美味いもん 相馬本家」でも販売しています。
食の魅力の情報発信も行っていますので、ぜひご覧ください。
スポーツツーリズムを推進している相馬市には、
老若男女が楽しめるスポーツ施設が複数あります。
まず、東日本最大級の規模を誇るパークゴルフ場。
国際パークゴルフ協会公認コースでもあり、
9コース・81ホールが設置されています。
次に、光陽サッカー場は、天然芝コートを3面、FIFAツースター公認、JFA公認の人工芝コートを2面用意。
人工芝コート1面はナイター設備を完備しています。
また、市街地にはテニスコートも。砂入人工芝コートが8面あり、ナイター設備も完備。
そして、年間を通して利用できるソフトボール場。
外野には天然芝を張ったグラウンドが4面あり、4試合同時進行が可能です。
このように、たくさんのスポーツ施設があるんです。
いずれも格安でご利用でき、レジャーはもちろん、大会や合宿にもご利用いただけます。
相馬市観光協会スタッフは、
相馬市の観光交流施設「相馬市千客万来館」内で、
みなさまのご来相をお待ちしています。
千客万来館では、オススメ観光スポットや宿泊情報の
ご案内のほか、市内のイベントや特産品などが分かる
各種パンフレットも配布しています。
また、甲冑の着用体験なども行っていますので、
お気軽にお声掛けください。
ご希望の方には震災前後の相馬市の様子や
現状をご覧いただく研修なども行っております。