「国指定重要無形民俗文化財」相馬野馬追、伝承では、相馬氏の祖、平将門が下総国小金原に野馬を放ち、敵と見立ててこれを追い、武芸を練ったことに始まったといわれており、現在は、妙見三社といわれる相馬中村神社(相馬市)、太田神社(南相馬市)、小高神社(南相馬市小高区)の合同祭礼となっています。
毎年7月※の最終金曜日、相馬野馬追総大将御出陣の前日に宇多郷では、陣羽織に袴・白鉢巻等の姿で相馬中村神社に参集、その本殿において武運長久・無事故を祈っての「出陣祈願」が行われます。総大将も一緒に登殿してお祓いを受け、これが終わると境内において前夜祭行事が行われ,相馬外天会による炮術披露や相馬高校和太鼓部の演舞、相馬民謡同好会の演舞が披露されます。
出陣者は「相馬野馬追」の活躍を誓い、家人は無事の帰還を祈り、その他の参席者の酒盃を重ねて「相馬流れ山」北方を高らかに唄って気勢を上げます。
※令和6年度より5月開催
令和6年度相馬野馬追 5月24日(金)~27日(月)
13:30~ 総大将お出迎え・安全祈願祭
14:15~ 総大将出陣の宴
14:30~ 祝宴/砲術奉納演武(相馬外天会)・奉納太鼓(相馬高校太鼓部)
15:30~ 閉宴
※時間は多少ずれる場合がございます。