6月24日、「相馬ブランド」認証制度 認定証交付式が開催され、
相馬の魅力ある地域産品として新たに2品が「相馬ブランド」として認証されました!
生産者からの直接開発のいきさつやこだわりを聞き、審査委員から選ばれた2つの認証品。
その魅力をたっぷりご紹介します!
カステラ生地をうすくおせんべいにして焼き上げた、やわらかい噛みごたえの「相馬せんべい」。
驚くのはとにかくサイズが大きい!顔がすっぽり隠れそうなそのボリュームはインパクト抜群です。
100年以上愛される歴史を物語る味
その歴史は古く、作られたのは1920年以前…100年以上前の大正時代に発売され、
なんと、当時大正皇后陛下がご来相の際にお買い上げいただいたという商品です。
当時はお菓子はあまり一般的ではなく、「子供でも食べられるように」とやわらかい食感を目指して販売当時から変わらず同じ配合で作り続けているとのこと。
おせんべいなのにしっとりとやわらかい食感に、長年愛され続けてきた歴史を感じます。
審査委員からは、「子供から年配まで口に合う」「お土産にいい」「もっと100年の歴史をアピールしてほしい!」
といった声があがりました。
相馬の九曜紋が絵馬に描かれたパッケージには、相馬野馬追の馬の姿が。
「がんばるぞ!相馬」と書かれた焼き印は震災後作られた特別デザインで、復興への思いが込められています。
ご希望に応じて「合格祈願」などのオーダーデザインもできるそうですよ!
「相馬せんべい」(カステラせんべい)
価格:237円(税込)
販売場所:船橋屋製菓本店
相馬産の柚子にこだわった、肉厚な柚子皮の砂糖漬け。開けた瞬間にふわっと広がる柚子のいい香りに癒されます。
砂糖の甘さとほんのりとした苦みがさわやかなこちらは、紅茶に入れて楽しむのもおすすめとのこと。
素材の良さを活かして色々とアレンジしても楽しめそうです。
相馬産のゆずへのこだわり
もっともふさわしい柚子を選ぶために、全国から柚子を取り寄せて試作を繰り返した結果、
相馬産のゆずは特に皮が肉厚で香りがよいことがわかり、自家栽培の無農薬柚子と相馬産のものにこだわり続けています。
こちらも発売は1920年以前。大正時代~昭和初期にかけては、相馬を流れる「宇多川」にさらしてあく抜きをしていた(!)とのこと。
そのほか、相馬産のゆずを使った「柚子みそ」「柚子最中」「柚子羊羹」などの商品が生まれるきっかけとなった商品です。
審査委員からは「味がよく香りが最高」「もっと相馬産の良さとこだわりが伝わってほしい」などの声があがり好評でした。
馬の蹄をモチーフにした、中身の見える相馬らしいパッケージ。
時代とともに日々改良されつつも、素材の良さをそのままに、変わらず愛される相馬銘菓。
ちょっとしたおやつや贈り物にもおすすめです。
「柚子の砂糖漬け」
価格:237円(税込)
販売場所:船橋屋製菓本店
認証を受けた船橋屋製菓㈱の羽根田 大地さん。
「コロナには絶対に負けません!」と話し、認定証交付のあいさつでは「相馬ブランドの看板を背負っているプライドを持ち、これからもお菓子作りに励んでいきたい」と語りました。
認証品は船橋屋本店でお買い求めいただけます!
船橋屋製菓㈱
住所:福島県相馬市中村字大町73(地図)
TEL:0244-35-2784
営業時間:9:00~19:30